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長野県を元気にするテレビ番組「特報!ビジナガ」その取材現場に学生が潜入してみた!
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学生が潜入!「特報!ビジナガ」の取材現場で見たもの
皆さん、こんにちは!!
ココロミー学生ライターの龍政です!!
突然ですが、長野県に、どんな企業があって、どんな人たちが働いているか、皆さんはどれくらい知っていますか?
実は信州には、技術力や発想力で地域を支えている、魅力的な企業がたくさんあります。でも、そのスゴさを学生が実感を持って知る機会は、意外と多くありません。
そんな信州企業の魅力を、楽しく・分かりやすく・深く伝えているのが、長野放送(NBS)が制作する企業紹介番組「特報!ビジナガ」 です。
特報!ビジナガ とは……
信州には、技術力や発想力で地域を支える魅力的な企業がたくさんあります。その“スゴさ”をさらに深掘りするべく、ますだおかだの2人が記者に扮して企業へ潜入!製造現場の裏側から働く人のリアル、そして企業の強みにつながるキーワードまで、さまざまな角度から徹底調査します。“増田記者“と“岡田記者“の取材力と軽快な掛け合いが、企業の魅力を引き出します。仕事内容の奥にある工夫や驚きの技術、社員の声に触れながら、「長野で働く未来って、こんなに面白いんだ」と感じられるはず。就職活動中の学生や地元の企業に興味がある人にもピッタリ。笑いながら学べて、働く魅力が自然と伝わる経済バラエティです。
長野放送(NBS)番組情報ページより引用
なんと今回僕は、そんな企業紹介番組「特報!ビジナガ」の取材現場に同行させていただきました!

同行させていただいた取材先は、安曇野市に本社を置くVAIO株式会社さん。
皆さんの中にもVAIOさんのパソコンを使っている方もいるかと思いますが、主にパソコンの製造、販売を手がける電機メーカーです。そんなすごい企業が身近にあるなんてビックリですね!
ただ、今回のテーマは企業そのものではなく、「テレビ番組って、実際どんな人たちが、どのようにして作っているのか?」というものです。
それでは早速現場の様子を見ていきましょう!!!
現場全体が「企業の魅力を引き出すため」に動いていた
現場に入ってまず感じたのは、制作スタッフの方々が、ただ撮影準備をしているのではなく、「この企業の魅力をどう引き出すか」を共通の目的として動いているということでした。
機材のセッティングや画角の確認は淡々としていながらも、その一つひとつが、企業のどこを見せるかを意識したもの。無駄な動きが一切ないのは、全員が同じゴールを共有しているからだと感じました。

そんな中、お笑い芸人のますだおかだ・岡田さんが「岡田記者」として現場に入った瞬間、空気がはっきりと切り替わります。
岡田さんの登場は、撮影開始というより、企業の魅力を“言葉と表情で立ち上げていく時間”の始まりのようでした。
岡田記者が引き出す「人の言葉」「人の温度」
撮影が始まると、岡田さんは次々とVAIOの社長さんや社員さんと会話を通してVAIOの魅力を掘り下げていきます。そのやり取りを見ていて印象的だったのは、「話を聞く」というよりも、話したくなる空気をつくっているという点でした。
最初は緊張していた社員さんも、岡田さんの問いかけに応えるうちに、徐々に表情がほぐれ、自分の言葉で仕事の話をし始めます。
どんな想いでこの仕事をしているのか。
なぜその工程にこだわっているのか。
それらが説明ではなく、実感のこもった言葉として自然に出てくる。
公式サイトや資料だけでは伝わらない、現場の温度や人の魅力が、はっきりと感じられる瞬間でした。


その言葉や表情を逃さず、企業の強みとして映像に変えていくのが、制作スタッフの仕事です。
「次はここを撮ろう」「もう少し寄って、この精密さを見せよう」
そんな判断が、迷いなく、一瞬で下されていきます。
それはスピードを競っているのではなく、企業の魅力が一番伝わる瞬間を逃さないための判断だと感じました。

照明の反射を抑えるための細かな調整や、配線を丁寧に隠す作業も、すべては映像のノイズを減らし、企業の価値がまっすぐ伝わるようにするため。
現場で状況に応じて書き換えられるカンペも、その場で生まれた社員さんの言葉や空気感を逃さず、番組として一番伝わる形に整えるための工夫でした。

取材に同行して、何度も思いました。「これ、放送で観たら絶対面白い!」と。
普段は見ることのできない場所、普段は聞くことのない社員さんの本音といったものが、テレビという形を通して、分かりやすく、面白く、記憶に残るものに変わっていく。
ビジナガは、企業をただ紹介する番組ではありません。
現場の人たち全員で、企業の魅力を引き出し、視聴者に手渡す番組だと感じました。

現場の疑問を、番組スタッフに聞いてみた
現場を見ているうちに、「この番組はどういう思いで作られているんだろう?」「企業紹介番組って、どういうことに意識して作られているんだろう?」など、疑問がどんどん浮かんできました。
そこで後日、番組スタッフの方2名に取材を行いました。
こんにちは!
今回の取材では、「『特報!ビジナガ』がどのように作られているのか」・「番組の魅力」みたいなところを伺わせていただきます!
よろしくお願いいたします!
まずはじめに番組制作の役割なども含め、お二人の自己紹介をお願いします。
はい!入社8年目で今は制作部という部署でプロデューサーやディレクター業務をしています、塚田です!「特報!ビジナガ」では、AP(アシスタントプロデューサー)として、企画から日程調整、台本作成や撮影後の編集作業などをしています。
よろしくお願いします。
私は入社17年目で営業部の中山です。
営業なので、番組に出てくださる企業様の開拓や説明を行なっております。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
それでは、「特報!ビジナガ」について教えてください。
はい。
まず番組の目的というものが大きく2つあります。
1つ目は、県内企業の人手不足や採用活動の助けになること。実は営業現場で色々な企業様とお話ししている中で「採用に困っている」という声が多くて、そこから生まれた番組なんです。
2つ目は、若い人の県外流出の課題に対して少しでも力になること。就職の際、知ってる企業名が多い県外に流れがちなので、テレビで“名前が記憶に残る”だけでも、就職の選択肢に入りやすくなると考えています。
そのため、番組の放送も学生がゆっくりみることのできる正月とお盆の時期に放送しています。実は番組自体は2018年から続いているんですよ。

長野県に無くてはならない大事な番組だからこそ7年も続いているんですね!
つまり、ビジナガって「企業紹介」だけじゃなくて、学生の選択肢を増やす番組なんですね。
そうです!
ただ地元の企業を紹介していく経済番組だと面白みに欠けると思うので、ビジナガではお笑い芸人の ますだおかだ のお二人を記者として起用しています。笑いがあって面白いけどタメになる、そんな番組を目指しています。
最高の番組じゃないですか!
実際に取り上げた企業の方から反響や声ってあったりしますか?
ありますね!
放送後に企業の担当者さんや人事の方から感謝の連絡をいただくこともありますし、
合同説明会で実際に就活生が「テレビで見たので来ました」みたいな声や、応募数が増えたという話も聞きます。
番組として気をつけていることはありますか?
そうですね、「番組独自の視点を入れる」といったことは意識しています。
ビジナガでは毎回必ず、その企業を象徴する”キーワード”を提示します。そのキーワードをもとに、ますだおかだのお二人は取材をしていくという流れになっています。

あとは専門用語を控え、なるべく多くの方にお届けできるように易しい言葉に言い換えてお届けすることなども心がけています。
最後に、視聴者である就活生にメッセージをお願いします!
そうですね、お正月は是非「特報!ビジナガ」をご覧いただき、「長野県って面白そうな企業って意外とあるじゃん!」という発見をしていただき、是非とも就活の際の選択肢を広げてみてください!
企業や業界の興味を広げていただくために「特報!ビジナガ」をご覧をいただくことはもちろん、お笑い要素もあるので、まずは楽しみながらみてみてください!
ありがとうございます!!
僕の部屋にはテレビがないので、まずは買うところからスタートします!
是非そうしてください笑
お二人ともお忙しい中ありがとうございました!!
学生の目線で感じた「ビジナガ」という番組の価値
今回の潜入取材を通して感じたのは、「特報!ビジナガ」という番組が、僕たち学生と企業の距離をぐっと近づけてくれる貴重な“窓口”になっているということでした。
信州には、あまり学生に知られていない魅力的な企業が本当にたくさんあります。
でも、その存在や面白さに気づくきっかけがなければ、就活の選択肢にすら入らないまま終わってしまうことも少なくありません。
文字や写真だけでは伝わらない、現場の空気感。
働く人たちの表情や、仕事に向き合うときの温度。
それらを、テレビという手法で、プロの視点から切り取って届けてくれるからこそ、「この会社、なんか気になる」「この技術、面白そう」そんな直感的な興味が自然と湧いてくるのだと思います。

就職を長野で考えている人も、まだ自分の進路に迷っている人も。
興味の幅を広げる第一歩として、「特報!ビジナガ」は、一度観てみる価値のある番組です。
なお、今回取材に同行させていただいたVAIO株式会社さんが登場する回は、2026年1月2日(金)14時25分から、長野放送(NBS)にて放送予定とのこと。
お正月、少しゆっくりできるタイミングだからこそ、ぜひテレビをつけて、「長野で働く未来」をのぞいてみてください。
プロの技術で切り取られた映像の中に、皆さんの将来を考えるヒントが、きっと隠れています。
僕自身も今回の取材をきっかけに、まずは自分の部屋にテレビを用意するところから始めたいと思います(笑)。

特報!ビジナガ 公式サイト
https://www.nbs-tv.co.jp/program/bizinaga/
https://bizinaga.com/