長野県の学生向けお役立ち記事まとめ 大学生活、予定を入れない日をつくってみた
大学生活、予定を入れない日をつくってみた

記事 /

大学生活、予定を入れない日をつくってみた

  • #新入生向け

こんにちは。ココロミー学生ライターのおいりんです。

授業にバイト、サークルや学生団体。気づけば毎週の予定がびっしりで、「これって本当に自分で選んでいるのかな」と、ふと立ち止まりたくなる瞬間はありませんか。忙しいのは決して悪いことではありませんが、余裕がなくなってくると、大学生活そのものが少し重たく感じてしまうこともあると思います。

この記事では、私自身の大学生活を振り返りながら、「全部を頑張らない」「予定をあえて空ける」という選択肢について書いていきます。1年生の頃は授業中心の生活で、ほとんど休む時間がありませんでした。2年生になると学生団体の運営にのめり込み、気づけば自分を追い込んでいる状態に。さらに7つのアルバイトを経験する中で、「続けること」と「やめること」の違いも、少しずつ見えてきました。

「頑張り続ける以外の大学生活も、もしかしたらあるのかもしれない」。

そんな視点があるんだと思ってもらえたら嬉しいです。

大学生活は余裕のあるものだと思っていた

大学に入る前、大学生といえば、もっとのんびりしているものだと思っていました。自分で時間を使えて、空き時間も多くて、高校までより余裕がある。そんなイメージを、なんとなく持っていた気がします。でも、いざ大学生活が始まってみると、現実は少し違いました。

1年生の5月頃は、授業を中心に生活が回っていて、平日も週末も予定が入っている状態でした。土曜日にも授業があり、カレンダーを見ると一週間がほぼ埋まっている感覚でした。大学生なのに、思っていたよりずっと忙しい。そんな戸惑いを感じ始めたのも、この頃だったと思います。

バイトは週に1〜2回、学生団体の活動は週1回。それだけを見ると、そこまで大変そうには見えないかもしれません。ただ、授業数が多かった分、課題や予習復習に時間を取られ、「完全に何もない時間」はほとんどありませんでした。空きコマがあっても、次の授業や予定のことが頭から離れず、気持ちが休まらなかったです。

1年生の頃の授業割り。これに加えて土曜日の補講もあったり…。

特に印象に残っているのは、何もしていない時間でも、頭の中ではずっと予定を考えていたことです。明日はこの授業があって、そのあとバイトで、次の日は団体の集まりがあって……。そんなふうに、先の予定を延々と整理している自分に気づきました。体は止まっているのに、気持ちだけがずっと動いているような感覚でした。

その状態が続く中で、「このままだと本当に体調を崩しそうだな」と思う瞬間がありました。大学生って、もっと余裕があるものだと思っていたのに。そう感じたことが、後の生活を見直すきっかけになった気がします。

学生団体のマネジメントで、空白の時間にも追われていたときの話

大学2年生の4〜5月頃には、意識的に予定を減らすようになっていました。毎日をぎっしり埋める生活はやめて、「何も入っていない時間」を少しずつ作れるようになっていたと思います。ただ、その空白の時間が、本当に休みになっていたかというと、そうではありませんでした。

当時所属していた学生団体では、先輩たちが引退し、自分たちが中心になって動く時期でした。「このチームを引っ張らなきゃいけない」という気持ちが強くなり、予定が空いていると、自然と団体のことを考えてしまっていました。ミーティングがない日でも、タスクを整理したり、うまく回す方法を考えたり、組織マネジメントの本を読んだりしていました。

一見すると前向きで、ちゃんとしている行動だったと思います。でも、だんだんと違和感を覚えるようになりました。本来は休むために空けたはずの時間なのに、気づけば誰かのタスクを肩代わりしていたり、「今やらないと」と自分を追い立てていたりしたからです。予定は減っているのに、頭の中はずっと忙しいままでした。

特にしんどかったのは、「自分がやれば早い」と思って動き続けていたことです。その結果、負担はどんどん自分に集まり、「なんで私ばっかりこんなにしんどいんだろう」と感じるようになりました。空白の時間があっても、全然休めていなかった。そのことに、ようやく気づいた瞬間でした。

この経験から、時間が空いていることと、心が休めていることは別なんだと思うようになりました。予定を減らすだけでは足りなくて、「その時間を何に使わないか」まで考えないと、同じように疲れてしまうのだと思います。

バイト7個やって気づいた、続けること・やめることの違い

大学1年生の12月から2年生の6月までの間に、私はいくつかのアルバイトを経験しました。居酒屋やフランス料理店のホール、放課後児童クラブ、ホテルの客室清掃、パン屋さんでの販売など、振り返ると合計で7つになります。

働くこと自体が嫌だったわけではありません。むしろ、「自分に合う働き方ってなんだろう」と探していた感覚に近かったと思います。実際にやってみて分かったのは、職場の規模や仕事の進め方によって、感じるストレスがかなり違うということでした。

特に規模の小さいお店では、自分の一挙手一投足をずっと見られているような感覚があり、それが思っていた以上に負担になっていました。また、やり方が細かく決まっていて、それに従うことが前提の仕事も、あまり合いませんでした。納得できないやり方でも続けなければならない状況が、少しずつしんどさに変わっていきました。

続けるかどうか迷った末に、「このまま続けても、お互いのためにならない」と思って辞めたバイトもあります。辞める決断をしたあと、すぐ次を探していた自分を見て、「意外と行動力はあるのかもしれない」と思いました。合わない場所から離れることは、逃げではないのかもしれない。そう感じられた出来事でした。

この経験を通して、「頑張って続ける」ことと「自分を守る」ことは、必ずしも反対ではないと感じるようになりました。

バイト辞めると私のインスタに公開される、まかない集たち。

予定を減らして、旅行と「休む時間」を先に入れるようになった

いろいろな予定を詰め込みすぎていた1年生の春を経て、1年生の6月頃から、意識的に「何も予定を入れない日」をつくるようになりました。最低でも週に1日は、授業やバイト、学生団体の予定を一切入れない日を確保する。土日のどちらかは必ず空ける、という前提でアルバイトのシフトも調整しました。

最初は、何もしていない時間に少しそわそわすることもありましたが、だんだんとその感覚にも慣れていきました。休む日は、前日に軽く考えることもあれば、当日になってから決める日もあります。散歩に出かけたり、映画を観たり、家でぼんやり過ごしたり。細かく決めすぎないことが、自分には合っていました。

旅行についても、考え方が変わりました。「行きたいな」と思ったタイミングでカレンダーを見て、2〜3か月後の空いている日を軸に予定を入れる。頻度や期間はあまり気にせず、無理のない範囲で楽しんでいます。先に休みや楽しみを確保しておくことで、その前後の予定にも、少し余裕を持てるようになりました。

こうした変化のおかげで、以前より焦る気持ちはかなり減ったと思います。予定を減らすことは、怠けることではなく、自分の調子を保つための工夫なのだと、今は感じています。

大学生活を振り返って思うのは、「全部を頑張り続ける」以外にも、ちゃんと選択肢があるということです。今回の話から、伝えたいポイントは次の3つです。

  • 忙しさは当たり前ではなく、自分で調整していいもの
  • 合わない環境から離れることは、自分を守る行動でもある
  • 休む時間や楽しみを先に入れると、生活全体が安定しやすくなる

「みんなやっているから」「今やめたらもったいないから」と続けていることが、本当に今の自分に必要かどうかは、一度立ち止まって考えてみてもいいのかもしれません。白か黒かで決めなくても、頻度を減らしたり、少し距離を置いたりするだけでも、気持ちは変わります。

今日できる次の一歩として、今週の予定を眺めて「何も入れない時間」を1コマだけつくってみてください。その時間に何をするかは決めなくても大丈夫です。余白をつくることも、大学生活の大事な選択肢のひとつだと思います。

この記事を書いた人

おいりん

県大GM 生粋のINFJ。仲介委員会と築山ゼミとDDに所属。