長野県の学生向けお役立ち記事まとめ なぜ今、フィルムカメラなのか?大学生に伝えたい3つのポイント
なぜ今、フィルムカメラなのか?大学生に伝えたい3つのポイント

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なぜ今、フィルムカメラなのか?大学生に伝えたい3つのポイント

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こんにちは!フィルムカメラ初心者のぺんたです。

今回から私の友人であるフィルムおじさんとともに、カメラを始めたばかりの人や気になっている人に向けて『フィルムカメラ』のお話をしていこうと思います。

初心者の私、ぺんたと一緒にフィルムカメラの魅力について、フィルムおじさんに聞いてみましょう。

今回の登場人物

フィルムおじさん

  • 信州大学理学部理学科物質循環学コース。
  • 現代では絶滅危惧種のフィルムカメラユーザー。フィルムカメラを世界に残すために奮闘している。
  • 中一の時に祖父から古いカメラをもらい受け、写真を撮り始め、気付けばフィルムカメラの沼にのめり込んでいた。
  • 「カメラをやってみたいけど何から始めたらいいかわからない」「他の人と違うことをやってみたい」という人に向けてフィルムカメラの魅力を伝えたい。
  • 使用カメラ:Pentax SP/Nikon F 等

ぺんた

  • 信州大学教育学部特別支援教育コース。
  • フィルムカメラ初心者。フィルムカメラに興味を持っていて、フィルムおじさんに教えてもらっている。
  • 2025年から本格的にカメラで写真を撮り始め、秋に初めてフィルムカメラに触れた。今はフィルムおじさんの弟子として一緒にフィルムを広げようとしている。
  • 今回の記事では初心者目線で質問などをしていく。
  • 使用カメラ:OLYMPUS TRIP 35/Nikon Z30

それでは、早速フィルムカメラの魅力について語っていきましょう!

今回は以下の3つのポイントについて深掘りしていきます。

  1. 可愛い『見た目』
  2. 機械を操作する『楽しさ』
  3. フィルムカメラ特有の『写り』
フィルムおじさんの愛機「PENTAX SP」

ポイント①:可愛い『見た目』

まずはその見た目について。

フィルムカメラって、普通のデジタルのカメラとどんな違いがあるんですか?

そうだね、現在のデジタルカメラよりもフィルムカメラは『いかにも』なカメラっぽさがあるってところかな。

四角い箱にレンズをくっつけただけ、みたいな。

たしかにシンプルで、カメラって言われて想像するそのままの形ですね。
それにこの重厚感とメカメカしさがレトロでかわいいです。

そうでしょうとも!

ぺんたの愛機「TRIP35」

でもフィルムカメラには、現在のデジタルカメラにはないものがついていることがあるよね。
たとえば、ぺんた君のカメラのレンズの周りについている、ガラスのつぶつぶみたいなものとか。
これは外の光量を測って、正しい明るさで写真が撮れるようにするためのソーラーパネルのようなものなんだ。

このキラキラしたやつ、特徴的で可愛いですよね。
結構気に入ってます。

こういう既視感と目新しさの同居する感じも魅力的に感じるところなのかもね。
ちなみにこれみたいな一部のフィルムカメラは一切電池を使わなくても、明るさを測って写真を撮ることができるんだよ。
おもしろいよね。

ポイント②:機械を操作する『楽しさ』

じゃあ次に、フィルムカメラという機械を操作する時の操作感についてですね。

フィルムカメラにはいくつか、デジタルカメラにはない部品がついていますよね?
これって何に使うんですか?

巻き上げレバーとかシャッタースピードダイヤルのことかな。
写真を撮るごとにフィルムを進めたり、シャッターの速さを変えて明るさを調整したりするんだよ。

フィルムカメラはデジタルカメラと違ってすべて自分の手で動かさなきゃならない。
アナログだよね~。

でもアナログだからこそ、古いカメラはシンプルで頑丈なんだよ。
北極に行った探検家があえて信頼性の高い旧式のカメラを持って行ったなんてことがあったくらいにはね。

こういうカメラは、基本的にばねと歯車だけで構成されているから、めったなことでは壊れないし、壊れても直せることが多いんだ。

こんな複雑な機械がばねと歯車だけで動いてるなんて驚きです!

そうだね。
そしてこの機械を自分で動かす感覚が操作の楽しさを生み出してるんじゃないかな。
一つ一つの部品がかみ合って確実に動かしている実感があるよね。

たしかにそんな機械を自分で動かす感覚って「ロマン」ですよね。
フィルムカメラだとその古いイメージも相まって、写真を撮る行動そのものも楽しく感じます。

それにデジタルカメラだとカメラ側が勝手にやってくれることが、フィルムカメラだと自分でやらなきゃいけないから、その手間を楽しむって面もある。

一枚一枚をじっくり時間をかけて写真にしていく。

そんな感じですね。

その通りだね。

ポイント③:フィルムカメラ特有の『写り』

最後に、フィルムカメラとデジタルカメラの写りの違いについて聞きたいと思います。

今の流行りで、「フィルムカメラ風」のテクスチャに加工するのをよく見るんですけど、実物はどう違うんでしょうか。

違いはいくつかあって、まずはフィルム特有の粒子感かな。
この粒子感のおかげでデジタルカメラよりも曖昧な写りになるんだよね。

言われてみると確かに、デジタルカメラは写りがくっきりとしたイメージだけど、フィルムカメラはふんわり優しい感じで「エモい」って感じですね。

使用期限が切れたフィルムだとよりわかりやすくなるね。
上の写真みたいに。

使用期限が切れたフィルムでも使えるんですか!

実は使えるんだよ。
「期限切れフィルム」といって、時間がたち劣化してしまったからこその独特の写りを楽しむ人もいるくらいなんだ。

もちろん写らないリスクもあるけどね。

「エモい」に着目してみると、デジタルのカメラと比べると色味が違いますよね。

そうだね。
上の写真は期限切れだからなおさらだけど、フィルムの写真は暖色や寒色に寄っていたりするからレトロな雰囲気が出て「エモい」って言われるんだろうね。

インスタグラムとかの加工だと黄色っぽくなったり色味がくすんだりしますよね。

そうそう、そんな感じ。

あとはこの、「フレア」「ゴースト」っていう現象かな。
これはあまり狙って出せるものじゃないんだけど。

デジタルカメラだと、オールドレンズを使って演出するのが流行ったりしてますよね。

(※オールドレンズ…主に1970年代以前に作られた交換レンズのこと。柔らかなボケ感や、独特の表現が可能。)

そうだね。

今日に至るまでのカメラの進化の中で、よりはっきりと確実に写すために淘汰されてしまったものだけど、今でもフィルムカメラはもちろん、オールドレンズをデジタルカメラにつけて使うことでも、撮影することができるよ。
太陽とかの強い光の方を向いて撮ると出やすいんだけど、確実に出るわけじゃないから難しいんだよね。

偶然の産物ってことですね。
その「フレア」や「ゴースト」ってどんな良さがあるんですか?

狙って出せないものがたまたま出て、かつそこに人物の顔があったりすると、幻想的な雰囲気の演出にピッタリなんだよ。

意図しないからこそ、普通に撮ったら出せない雰囲気を出すことができるんですね。
このフィルムの曖昧さ、不確実さみたいなものが大きな魅力なのでしょうか。

そう、そこなんだよ。

それにこんなロマンもある。

少し難しい話になるけど、フィルム写真っていうのはハロゲン化銀が光によって還元されることで像ができているんだよね。
つまりフィルムには写真を撮った時の光そのもののエネルギーがいまだに定着して残っているってことなんだよ。
100年前の写真であってもね。デジタルカメラではその連続性が失われてしまうけど、フィルムならそれを残すことができるんだ。

何言ってるかわかんなかったです。

(´・ω・`) ショボーン

あと、フィルムカメラには枚数制限があって、一回フィルムを入れたら最大でも36枚しか撮れないんだ。
だからフィルムカメラでは本当に撮りたいと思ったものしか撮ることができない。

これはいくらでも写真を撮ることができるデジタルカメラとは全く違う感覚だよね。

スマホの撮影やデジタルカメラに慣れてると少なすぎるって思ってしまうけど、
本当に撮りたいものだけ、本当に美しいと思ったものだけを写真にするにはちょうど良いのかもしれませんね。

まとめ

ではまとめに入りましょう。

ここまでフィルムカメラの魅力をたくさん語ってきましたが、皆さんに伝えたいことはなんですか?

最初から高価なカメラを買う必要はないので、「写ルンです」のような使い捨てカメラを使ってみて、興味が出たらおじいちゃんに聞いてみたり、カメラ屋さんに行ってみたりと、入手方法はいくらでもあるので是非試してみて欲しいですね。

フィルムはちょっと高いですけど、一気に何枚も撮るものでもないですし、ゆったりカメラを楽しみたい人にも試してみて欲しいですよね。

私とぺんたくんが所属している信州大学の写真部、『ALL写真部』公式インスタグラムはこちらから https://www.instagram.com/allphoto_shinshu/

読者の皆さんに良きフィルムカメラライフのあらんことを!

次回:フィルムとカメラの種類について

この記事を書いた人

ぺんた

カメラと読書と食べることが趣味の信大教育学部生です。