記事 /
【受験生必見!!】信大学部紹介経法学部編〜経済と法律が合体している謎の学部!コースや受験方法を徹底解剖!
- #お役立ち
- #新入生向け
- #受験&新生活
こんにちは!シンダイガイド1年のしょうです!
今回は「受験生必見!信大学部紹介」の経法学部編ということで経法学部についてご紹介します!
信大生の視点から経法学部の概要と受験に必要な情報を実体験を交えてお届けします!
▼松本キャンパス情報についてはこちらをチェック!
この記事を開いてくださっている人は受験生の人や経法学部について知りたい人だと思います。受験もそろそろ山場!この記事を読んでくださった方が経法学部にさらに興味を持ってもらえるよう頑張って紹介します!!
経法学部とは?

経法学部は信州大学の松本キャンパスに位置する学部です。2016年に信州大学経済学部が改組されて生まれました。全国でも珍しい経済学と法学が融合した学部で、応用経済学科と総合法律学科の2つの学科があります!
しかし、同じ学部でもやることは学科ではっきり分かれています。そのため自分の興味のある分野に集中して学べる学部でもあります。希望であれば、別の学科の専門授業も履修することができるらしいので経済と法律両方に興味がある人にも向いていると思います!
ここから少し経法学部棟を紹介したいと思います!


経法学部棟は大学西門入ってすぐ!経法学部に遊びに来る人は路線バスの信大横田循環線「大学西門」で降りるとすぐ着きますよ!

経法学部棟には経法ラウンジという学食があります!(平日昼のみ)主に経法学部生が利用しています。小さいですが穴場です!経法学部以外の学部生も利用できますので興味があったら是非!

少し奥に行くと、経法学部新棟、5階までありますよ。1階に経法学部図書館があり、そこに資料が多く保存されています。

隣にあるのが経法学部研究棟、1階には経法学部の事務室があります!
経法学部生は基本ここで専門の授業を受けています!私はまだ1年生なので専門科目は少ないですが進級したらここにいることが多くなるらしいです。

棟の広場にはベンチもあります!こういう友達と一休みできる空間はありがたいですね!春になると桜が咲いてすごくきれいですよ!
応用経済学科
ここからそれぞれの学科の特徴やカリキュラムについて説明します。まずは僕が所属している応用経済学科から!
応用経済学科は経済学の基礎から応用までを学習し、活かす力を身に着けることを重視しています。1、2年次に統計学やミクロ経済学、マクロ経済学など基礎を学び、その後経営だけではなく医療や環境など幅広い分野で専門的な経済学を学ぶことができます。

詳しいカリキュラムを見てみましょう。1、2年次に基礎科目という経済学の基礎になる分野を学科全体で受講します。ミクロ経済学やマクロ経済学なんかがそれにあたりますね。ちなみにこれらの授業は数学を頻繁に使います。特に経済数学はほぼ大学数学です!!経法学部は文系の学部なので数Ⅲをやってない人も多くかなり苦戦すると思います。私も数学が苦手なのでここで躓きかけました。ですので経法学部に限らず経済系を目指している人はある程度覚悟したほうがいいかもしれません…もちろん私も何とか単位を取れましたし学部も学習支援を行っているので頑張れば何とかならないわけではないです!
また、2年次から始まる演習系科目(ゼミ)では様々な研究をしている教授の下について少人数で学ぶことができます。経済といっても研究内容は様々です!ゼミは教授によって講義形式が変わるので入学後に色々調べて自分に合うのを見つけるのが良いでしょう!ホームページにそれぞれの教授の研究紹介がされていますので興味があれば見るのもいいかもしれません!

3年次にはコース選択があり、3つのコースに分かれます。統計学を用いてデータを分析する経済・経営データ分析コース、社会問題の解決に向けた公共政策を考える公共経済コース、組織経営の問題解決や意思決定のための能力を培うマネジメントコース。将来自分が就きたい職種や興味のある分野に合わせて選択することができます。経済と一括りにしても応用経済学科では広く細かく学べるわけです!経済について興味があるけど将来何をしたいかはまだ決まっていないという受験生にもピッタリかも!入学からコース選択まで時間があるので基礎を固めながら考えられますよ!
経法学部の公式ホームページでも『知識を「覚える」段階から一歩進んで、知識を「使える」実践力を育成する』とあり、形だけではなく現場で使えるような知識を持っている学生を育成することを目標にしています。基礎から応用まで丁寧に学べる応用経済学科、いかがでしょうか!?
総合法律学科
次に総合法律学科!総合法律学科は2016年の経法学部改組とともに初めてできました。国立大学で新しく法学部門ができるのは珍しいとか。

カリキュラムは応用経済学科と似ており、1、2年次に基礎科目の民法や刑法、憲法などを学び、3年次には3つのコースに分かれてそれぞれの分野で専門的に学びます。シンダイガイド所属の総合法律学科のたかさん曰く、基礎科目の期末試験は論述問題が多く、特に事例問題が多いとのこと。経済は計算系が多いのと比べて違いが出ていますね。また、必修科目は小テストと期末試験で成績が決まるものが多いみたいです。余談ですが、1年前期の必修科目は応用経済学科よりも少ないので興味のある共通教育科目(学部関係なく履修できる教養系授業)が多く取れますよ!その際に履修推奨されている法律系の教育科目をとるのもいいかもしれません!
また、経済と同じく演習系科目では少人数で教授の下について学びます。法律学科も教授によって講義内容も成績評価も異なるそうです!法律学科のゼミについて詳しく書いてある記事があるので興味があればぜひ閲覧してみてください!!

3つのコース選択はこちらになります!民間企業や自治体の環境法を詳しく学ぶ環境法務コース、企業活動に関わる法律を学ぶ経済・企業法務コース、都市問題やよりよい行政活動について考える都市・行政法務コース。それぞれ興味のある分野に進み学ぶことができます。自分が将来希望する職種に合わせた選択ができるので、より現場で役に立つ知識と実践力が身に着けられると思います。こちらも入学からコース選択まで時間があるので法学にじっくりと向き合って決められますよ!
受験概要
次は皆さんも気になるであろう受験概要についてです!信州大学経法学部は3つの入試を用意しています。そして応用経済学科と総合法律学科は2つとも同じ入試方式で行われています。詳しい入試内容と出願締め切り等を受験日が速い順から解説していきます!
最初に日程と定員を紹介します!
受験方法 | 出願期期間 | 受験日(二次試験) | 合格発表 | 定員 |
学校推薦型選抜Ⅰ型 | 令和6年11月1日(金)~1月7日(木) | 令和6年11月30日(土) | 令和6年12月5日(木)14時 | 応用経済学科20人 総合法律学科10人 |
学校推薦型選抜Ⅱ型 | 令和6年12月18日(水)~12月23日(月) | 令和7年2月12日(水)14時 | 応用経済学科20人 総合法律学科10人 | |
一般選抜前前期 | 令和7年1月27日(月)~2月5日(月) | 令和7年2月25日(火) | 令和7年2月25日(火) | 応用経済学科60人 総合法律学科60人 |
共通テストを利用しないⅠ型は早めで年内に終わります。Ⅱ型は共通テストと書類のみなので二次試験はありません。総合法律学科は応用経済学科よりも全体の人数が少ないので推薦は法律の定員が少ないです。
注意点ですが経法学部は一般選抜は前期日程のみです!
学校推薦型選抜Ⅰ型
僕はⅠ型で受験しました。後半の受験体験談でも話しますがこちらは自分の通っている高校から推薦されることで出願できます。しかし推薦といっても指定校推薦のように出願したら入学できるというわけではないです。受かれば早く受験は終わるという利点はありますが、例年倍率は2~3倍程で落ちた場合は一か月後の共通テストにすぐ切り替えないといけないので一般受験との両立は大変です。また、大学からも生徒に出願条件を設けており、条件を一つ以上満たしていることが必要になります。条件はこちら↓
(a)学業成績が優秀な方(全体の学習成績の状況が4.0以上) (b)スポーツの全国レベル等の競技会に出場し、優秀な成績をおさめた方 (c)芸術・文化の分野の全国レベル発表会に出場し、優秀な成績をおさめた方 (d) ①実用英語技能検定準1級以上又はその他の外国語の検定試験等でこれと同等の成績 ②日商簿記検定1級又は全経簿記能力検定上級 ③応用情報技術者(ソフトウェア開発技術者)以上 ④学業に関係の深いその他の資格・検定における上記と同等の成績 (e)継続した社会活動での顕著で具体的な実績があり、そのことで広く社会から高い評価を得ている方 (f)その他上記に準ずるような実績や経験を有する方 |
入学して分かりましたが(a)を満たして出願している人が多かったような気がしますね。僕は部活動をやっていたので(a)と(c)の二つで行きました。一つ以上なので多ければ多いほどアピールにはなります。
では、入試内容は何なのか、学校推薦型選抜Ⅰ型は自己申告書の提出と面接のみになります!!国立大学の推薦では珍しく共通テストなどの学力試験が設けられていないのです!そのため信州大学で学びたいという強い意志と明確な目標があれば多くの人にチャンスがあるわけです。もちろん面接ではかなり細かく聞かれますし、論理的に自分の意見を持っているかを試されますので、決して楽な入試というわけではないです。ただ、筆記試験以外で自分の熱意と魅力を伝えることができる入試なので興味がある人は考えて欲しいです!
学校推薦型選抜Ⅱ型
共通テスト | その他 | |
科目 | 国、数、英、情報 地歴公民理科から2科目 | 推薦書、調査書、志望理由書 |
配点 | 900点 | 200点 |
最初に少し触れましたがⅡ型はどちらかというと共通テスト重視で二次試験は課されません。また、面白いところは文系の学部で理科が使えるところです。地歴の代わりに理科を選択すれば理系の生徒さんも受験できます!
二次試験がないので志望理由書を提出して共通テストを受けて結果を待つだけになると思います。ただ一点注意していただきたいのは合格した場合は必ず信州大学に入学しなければならないということです。これに関してはⅠ型もそうですが二つとも推薦なので滑り止めのような使い方はできないです。
一般選抜前期
共通テスト | 二次試験 | その他 | |
科目 | 国、数、英、情報 地歴公民理科から2科目 | 国、数、英から1科目 | 調査書 |
配点 | 900点 | 200点 | 50点 |
国立二次にしては珍しい英語を受けなくても良い方式になってます。二次試験比率は22%!やはり共通テスト重視というのが伝わってきますね!!
共通テストの得点率は応用経済学科65% 総合法律学科67%(パスナビ参考)ですので7割近くあれば安心ですね。
二次試験の内容は信州大学の赤本に掲載されていますので確認して自分の得意な科目や問題が合いそうな科目を選ぶのが良いと思います!ちなみに僕の知り合いでは国語を選んだ人が多かったです。
学校推薦型選抜Ⅰ型のアドバイス
最後に僕の受験を通して大事だなと思ったことをまとめて紹介します!学校推薦型選抜Ⅰ型での自己申告書の書き方や面接練習の仕方など!Ⅰ型を受験しない人もどこかのタイミングで面接をする可能性があったり志望理由書を提出する機会がある人は参考になるかもしれません。よろしければ参考程度に見てくださるとうれしいです!
提出書類は何回も書き直す!
推薦Ⅰ型では面接のほかに自己申告書を書いて提出する必要があります。A4サイズで表面に高校生活で力を入れたことと志望動機を記述し、裏面に今自分が社会で関心を持っていることを経済的な視点(法律学科だったら法律の視点)で考えて述べる課題が出されました。
僕は書類はとにかく出願ギリギリまで何度も書き直して推敲を重ねました。文章系は時間の許す限り書き直しをするのが良いと思います!書き続けることで自分の考えがふんわりしたものからはっきりとした意見になりますし、志望動機も現実味が出てきます!また、読みやすい文章だと書類を見る面接官の負担も少なくなって自分の言いたいことがはっきり伝わりますのでできるだけ分かりやすい文章にしましょう!
本や新聞は余裕のあるうちから読もう!
提出書類を書くにあたってその学部の専門知識を要求される場合があります!また、面接で時事問題を問われることもあります!そのため本や新聞は時間に余裕のあるうちから読む習慣をつけたほうが良いです。
面接で想定される質問を書き出そう!
面接は教授3受験者1の3対1です。質問はかなり鋭く、根掘り葉掘り聞かれますので対策はしっかりしましょう。僕はノートに想定される質問をすべて書き出してその下に答えを書く作業をしていました。質疑応答を暗記するというわけではなく、自分の答えを向き合うことで自分が根底にどんな考えを持っているのか、答えにはどんなデータが裏付けされているのかがはっきりわかってきます。この作業を繰り返せば当日予想外な質問をされても答えられるようになります!
面接は質問になんとしてでも答えよう!
当日、予想外の質問をされて答えられなくなってしまうかもしれません。でもその時に絶対に黙ってはいけません。自分の持っている知識をフル活用して答えを絞り出しましょう!最悪答えられない場合はその旨を教授に伝えても大丈夫です!
また、面接は第一印象が非常に大事です!!最初の1分間は特に、にこやかで質問に答えましょう。面接も最初は面接官が受験者の緊張をほぐすために軽い質問から始めてくれます。そのタイミングでハキハキ答えるといいでしょう。面接時間は15~20分です!練習の成果を出し切りましょう!!
終わった後は切り替えを大事に!
面接が終わった一週間後に結果が出ます。緊張して一週間は勉強どころではないかもしれません。僕は完全に落ちたと思っていたのですごくショックでしたが時期的に共通テストも一か月後でとにかく切り替えないとまずかったので勉強したのを覚えています。公募推薦の辛いところは一般受験への切り替えです。一休みしたらすぐ切り替えましょう!
まとめ
最後まで見ていただきありがとうございます!この記事を読んで経法学部に興味が出た!受験してみたいと思ってくれたら幸いです!また本格的な学科のゼミ紹介もしたいと思っていますのでお待ちください!また、シンダイガイドではその他の学部学科紹介記事も掲載されていますので、まだまだ信州大学のことを知りたいという方はどうぞ!!