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プレゼンが苦手でも結果が変わった、ピッチ準備の見直し方
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こんにちは。ココロミー学生ライターのバッシーです!
ゼミや学内イベントでピッチを控えているのに、前回は手応えがなくてちょっと自信をなくしている。
そんなときって、「自分、向いてないのかも…」って思っちゃいますよね。わかります。
私も大学1年の夏、軽井沢で数泊の合宿型ゼミに参加して、5分ピッチでしっかり惨敗しました。いやもう、心がスン…ってなりました。
でも同じゼミの大学2年版で再挑戦したときは、同じ5分でも結果が変わりました。
この記事ではプレゼンの才能論じゃなくて、惨敗後に「改善点を特定して修正する手順」をどう組み直したかを、できるだけ具体的にまとめます。次のピッチ前に、どこから直すべきかの目安になったら嬉しいです!
なぜ1回目のピッチは惨敗したのか
舞台は大学1年生の夏休み。ゼミの軽井沢合宿で、「伝統工芸を現代で売るにはどうするか」を考える授業でした。
私たちのチームは、伝統工芸ブランドの認知を上げる施策を考えて、起業家の方やブランドの方、大学の先生に向けて5分でプレゼン。
アイディア自体は「商品を買うとポイントが貯まり、そのポイントがステータスになる」仕組みを軸にしていました。
ただ、刺さらなかった理由は、アイディアの良し悪し以前に“作り方”が壊れていたからだと思っています。
まず、チーム内の意思疎通がうまくいかず、議論が何度も振り出しに戻りました。
「何を決めたのか」が共有されていないまま進むので、次の打ち手に移れない。これが積み重なって、チームワークは壊滅的に…。
さらに致命傷だったのが、プレゼン資料を発表の1時間前に作り始めたことです。
時間が足りないのでスライドは荒くなるし、話す側のテンションも下がる。周りのチームがきれいなスライドで発表しているのを見て、「AIも活用してたのかもしれない…」と感じ、自己嫌悪で余計に焦りました。
このときの学びは、ピッチって「最後の5分」で勝負してるようで、実はその前の数日間の段取りでほぼ決まる、ということでした。
次の挑戦では、内容を盛るより先に、土台の作り方から直しました。

惨敗後に最初にやったのは「仲良くなること」だった
大学2年生になって、同じ授業(大学2年版)でまた軽井沢の合宿がありました。
今度のテーマは「軽井沢の課題をAIを使って解決する施策」。軽井沢観光協会の方や先生たちに向けて発表する形でした。内容は「軽井沢をAIといっしょに巡る」企画です。
前回の反省から、今回は最初に“仲良くなること”に全振りしました。
ここ、誤解されがちなんですが、雑談を増やすって話じゃなくて、「意見を言っても嫌な空気にならない状態」を先につくる、という意味です。ピッチ準備って短期決戦になりやすいので、空気が悪いと意思決定が止まりやすいんですよね…。
具体的には、早い段階でミーティングを開き、付箋などを使って「アイディア」と「それを言った理由(思い)」を全員から拾いました。
正解探しを急ぐより、「誰かが不満を抱えたまま進む」状況を減らすのが狙いです。
その上で、役割分担を明確にしました。担当が曖昧だと、結局また振り出しに戻りやすいからです。
さらに、みんなの案の“ニュアンス”を少しずつ拾って、納得感を高めることを優先しました。結果として、議論のスピードが上がり、決まったことが崩れにくくなった感覚があります。
もちろん、仲良くさえすれば勝てるわけではありません。
ただ、前回みたいに土台が崩れると内容以前の問題になりやすいので、最初にここを固める効果はめちゃくちゃ大きいと思います。

AIは「考える代わり」じゃなく「考える材料集め」に使った
次に効いたのが、リサーチのやり方です。
今回はAIのディープリサーチを駆使して、市場調査・競合調査・実現可能性などの材料を集めました。ここで大事なのは、AIに結論を出させることじゃなくて、議論の材料を増やして“検討できる状態”にすることだと思います。
私たちは、AIに「批判的な視点」でフィードバックを求める形も取りました。
たとえば、企画の弱点になりそうな点、想定される反論、代替案などを出してもらって、「どこを補強するか」をチームで決めやすくしました。
リサーチが進むと、会議の質が変わります。
「なんとなく良さそう」から、「この前提なら筋が通る/ここは穴があるかもしれない」に変わるからです。この“調べきった感”が、発表直前の不安を減らしてくれました。
注意点としては、AIの出力をそのまま信じないこと。
私たちも「公開情報で確認できる範囲」に絞り、複数の情報源で一致する内容だけを採用する意識を持ちました。これだけでも、ピッチの“地盤”はかなり固くなると思います!

スライドはAIで70点→人が30点仕上げる
1回目の敗因のひとつが「発表1時間前にスライド開始」だったので、今回はスライドを“なるはや”で立ち上げました。
具体的には、AIでまず70点のたたき台を作り、そこから人間が30点を仕上げる方針です。
次に、スライドをメンバーに割り振りました。
市場調査系、課題感や原体験(導入)系、解決策や導入イメージ系など、役割を分けて、それぞれが追加で調べたり、言い回しを整えたりします。
担当は「やりたいところに入ってもらう」のがおすすめです。自分ごと化しやすくて、作業の質が上がりやすいと感じました。
最後に全体を見直して、主張がズレていないか、同じ言葉を同じ意味で使えているかをチェックします。
きれいなスライドは見栄えだけじゃなく、話の筋道を支えてくれるので、リハーサルの段階で詰めやすくなります。

ゼミの外でも通じた「改善の手順」
この手順が「ゼミだから通じた」だけじゃない、と感じたのが、2025年11月の東京・丸の内でのピッチイベントです。
みずほ銀行主催で、東京の大学生が中心。発表は3〜5分で、エンタメ×〇〇プロダクト縛りというテーマでした。
結果は「実現可能性賞」を受賞。
もちろん運もあると思います。でも少なくとも、事前に材料を集め、担当を分け、筋の通った形に整えるという段取りは外でも効いた実感があります。「短い時間で伝える」ほど、準備の差が出やすいのかもしれません。
まとめ:次のピッチ前にやる3つ
最後に、要点を3つに絞ります!
- 1つ目:まず全員の納得を取りにいくこと(付箋ミーティングなどで“前提”を揃える)
- 2つ目:AIは結論じゃなく材料集めに使うこと(批判的な視点も入れて検討の土台を作る)
- 3つ目:スライドは早めにAIで70点作って、担当分担で30点仕上げること
ピッチでうまくいかなかった経験があっても、それは才能の判定じゃなくて、「手順の改善ポイントが見えただけ」かもしれません。
次の5分のために、前の数日間を少しだけ設計してみてください!