長野県の学生向けお役立ち記事まとめ 「全部自力」はもう無理だった。課題とバイトに追われる僕が、AIを「第2の脳」にするまで。
「全部自力」はもう無理だった。課題とバイトに追われる僕が、AIを「第2の脳」にするまで。

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「全部自力」はもう無理だった。課題とバイトに追われる僕が、AIを「第2の脳」にするまで。

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こんにちは。ココロミー学生ライターのしょーたろーです!

課題にバイト、サークル活動にインターン。「大学生活、やりたいことが多すぎて時間が足りない!」と叫びたくなったことはありませんか?

僕はあります。というよりも、つい最近までその状態で「詰み」かけていました。 次から次へと降ってくるレポート課題に、終わらないチャット返信。気づけば睡眠時間を削り、フラフラになりながらPCに向かう日々……。

この記事では、そんなキャパオーバー寸前だった僕が、AI(ChatGPTなど)を「第2の脳」として活用し、生活を取り戻すまでの具体的な方法を紹介します。

「AIを使うなんて手抜きでは?」と思う人もいるかもしれません。 でも、僕が提案したいのは、ただ楽をするためのサボり術ではありません。限られた時間を守り、本当に大切なことに全力を注ぐための「生存戦略」です。

全部自力で頑張ることに疲れたあなたへ、少しだけ肩の荷を下ろすヒントになれば嬉しいです。

日曜も会議、週3バイト。「キャパオーバーで死亡」しかけた僕の限界スケジュール

なぜ僕がここまでAIに頼るようになったのか。その理由をお話しするために、まずは僕が最も追い詰められていた時期の「限界スケジュール」を見ていただきたいと思います。

当時はLID(ローカルイノベーター養成コース)でイベントの実行委員長を務めながら、複数のアルバイトとサークルを掛け持ちしていました。当時の1週間は、大体こんな感じです。

  • 日曜日: LIDのイベント「大しごとーく」の打ち合わせ(終日)
  • 月・火・木: 授業、インターンの課題、夜は小テストの勉強やタスク消化
  • 水曜日: 夜に定例会議、その後に残作業
  • 金曜日: 早朝から旅館でアルバイト、夜はバスケサークル
  • 土曜日: 結婚式場でサービススタッフのアルバイト(終日)

ご覧の通り、休まる日が一日もありませんでした。特に土日はイベント準備か長時間バイトで完全に潰れ、平日の隙間時間も授業の小テスト勉強やインターンの課題で埋まっていく毎日。

タスクを一つ一つ必死に消化しても、常に次の「締め切り」が目の前に迫ってくる状況です。息つく暇もなく、常に何かに追われている感覚。体力的な疲れはもちろんですが、精神的なプレッシャーがボディブローのように効いていました。

特に辛かったのが、レポート課題に取り掛かる瞬間です。 深夜、ようやくバイトから帰ってきてPCを開くのですが、画面の白紙を見つめたままフリーズしてしまうのです。「何か書かなきゃ」と焦れば焦るほど、頭が働かない。疲弊しきった脳では、ゼロからイチを生み出す気力が全く残っていませんでした。

当時の僕は「自分でやると決めたことだから、全部自力でやらなきゃ」と思い込んでいました。人に頼るのが苦手で、キャパシティを超えているのに無理やり抱え込んでしまう。 その結果、パフォーマンスは落ち、睡眠時間は削られ、文字通り「キャパオーバーで死亡」寸前の状態に陥っていました。

そんな極限状態の中で、ふと気づいたのです。「このままではパンクする。自分の能力も時間も有限なんだ」と。 そこで、藁にもすがる思いで使い始めたのが、生成AIでした。最初は「サボり」のような罪悪感がありましたが、背に腹は代えられません。これが、僕の生活を変える大きな転機となりました。

授業についていけない時の「翻訳機」。刑法の難解なレジュメをAIに食わせる

そんな忙しい毎日を送っていると、どうしても授業に100%集中できない日が出てきます。特に僕が苦戦したのは、2年生の後期に履修した「契約法」や「不法行為法」などの法律科目でした。

疲れていると、専門用語が並ぶレジュメを読んでも内容が頭に入ってこないのです。「債務不履行が……」「過失相殺の要件は……」と文字を目で追うだけで、理解が追いつかない。テスト前になってもノートの整理すらできていない状況に焦りました。

そこで僕は、AIを「自分専用の翻訳機」として使うことにしました。

具体的には、授業のレジュメや難解な条文のテキストをAIに入力し、こうお願いします。「この内容の要点を、法学部以外の学生でもわかるように3つにまとめて」とか、「テストに出そうな重要語句をピックアップして解説して」と頼むのです。

すると、難しかった法律用語が、驚くほど噛み砕かれた言葉で返ってきます。

実際のAIとのやり取り画面のイメージ。レジュメ要約」を依頼している様子

AIが整理してくれた「まとめ」をざっと読んで全体像を掴んでから、改めて教科書やレジュメに戻る。こうすることで、ゼロから自力で読み解くよりも圧倒的に短い時間で理解できるようになりました。これは「サボり」ではなく、限られた時間で単位を取るための効率的な学習法だと思っています。

また、レポート作成の際も「白紙でフリーズする時間」を徹底的に削りました。

PCに向かったら、まずAIに現状を伝えます。「〇〇というテーマでレポートを書かなきゃいけないんだけど、どんな構成にすればいいと思う? 3パターン提案して」と投げかけるのです。 AIが出してくれるのはあくまで「地図」ですが、地図さえあれば迷わずに書き始められます。0から1を生み出す一番エネルギーが必要な工程をAIに任せることで、書き出しのハードルを極限まで下げる。これが僕の必勝パターンになりました。

この「壁打ち」活用は、勉強以外でも役立ちました。例えば、僕が委員長を務めたLIDのイベントタイトルを決める時も、「大学生が興味を持ちそうなキャッチーなタイトル案を10個出して」とAIに相談しました。自分一人では思いつかない切り口の案が出てきて、そこからヒントを得て実際の企画が進んだこともあります。

AIは「答えを教えてもらうカンニングペーパー」ではありません。自分の思考を加速させ、作業時間をショートカットしてくれる「優秀な助手」なのです。

プロンプトは「言語化」の訓練。AIに説明することで、自分の思考が整理される

レポートや学習補助から始まった僕のAI活用ですが、今では少し使い方が変わってきました。現在の僕にとって、AIは「優秀な助手」である以上に、「24時間いつでも話を聞いてくれる相談相手」になっています。

タスクが積み重なってパニックになりそうな時、僕はまずAIのチャット欄を開きます。そして、今の自分の状況や心情を、ありのままに打ち込みます。

「今、インターンの課題Aと、バイトの準備Bと、明日のテスト勉強Cがあって、正直どれから手をつけていいかわからない。優先順位をつけるのを手伝ってほしい」 時にはもっと感情的に、「もう疲れた。何もかも放り出したい」と愚痴だけを送ることもあります(笑)。

ここで面白いことに気づきました。AIから返ってくるアドバイスももちろん役に立つのですが、それ以上に「AIに質問を投げるまでの過程」そのものに大きな価値があるのです。

AIは人間のように「なんとなく」で空気を読んでくれません。的確なアドバイスをもらうためには、こちらの状況を正確に、論理的に言葉にして伝える必要があります。「何が問題で」「どうしたいのか」を言語化しなければなりません。

チャット欄に悩みやタスクを書き出しながら、「あれ、僕が本当に焦っているのは課題の量じゃなくて、スケジュールの見通しが立っていないことかも?」と、送信ボタンを押す前に頭の中がスッキリ整理されることが増えました。自分の状況を客観視できた時点で、問題の半分くらいは解決しているんですよね。

この経験を通じて、僕は「プロンプト力(AIへの指示出し力)は、そのまま対人コミュニケーション力にもつながる」と感じるようになりました。

「自分の言葉が相手にどう伝わるか?」「誤解なく伝えるにはどういう順序で話せばいいか?」 AI相手にこのトレーニングを繰り返すうちに、友人やバイト先の人たちとの会話でも、自分の意図を伝えるのが少し上手くなった気がします。日常生活において「言語化する」機会は意外と少ないもの。AIへの相談は、僕にとって最高の「言語化の訓練」になっています。

取り戻したのは「睡眠時間」。AI活用はサボりではなく、生活を守る手段

こうしてAIをフル活用するようになって、僕の生活で一番大きく変わったこと。それは、「安心して眠れるようになったこと」です。

以前の僕は、作業を途中で切り上げるのが怖くて、深夜までダラダラとPCに向かい続けていました。「今寝たら、明日起きた時に思考がリセットされて、また最初から考え直しになるんじゃないか」という不安があったからです。

でも今は、AIとのチャット履歴が「作業の栞」代わりになっています。

「今日はここまで考えた。次はここから手を付ける予定」とAIに送ってからPCを閉じる。そうすると、翌日はそのログを見返すだけで、すぐに作業の続きに入れます。脳のメモリをAIに預けている感覚に近いかもしれません。 「続きはAIが覚えているから大丈夫」と割り切れるようになったおかげで、無理をして徹夜することがなくなり、十分な睡眠時間を確保できるようになりました。

もし、あのキャパオーバーの時期に全てを自力でやろうとしていたら、間違いなく毎日数時間の睡眠で倒れていたと思います。

AIのおかげで浮いた時間は、睡眠だけでなく、友達と遊ぶ時間にも充てられるようになりました。レポート作成にかかる時間を短縮して、その分、友人とご飯に行って思いっきり笑う。そうやってメンタルを回復させるほうが、結果的に大学生活の質も上がることに気づいたのです。

「AIを使う=楽をしている」と罪悪感を持つ必要はありません。 私たち大学生は、学業にバイト、サークル、就活準備と、ただでさえマルチタスクを抱えています。キャパシティには限界があるし、時間は全員に平等に24時間しかありません。

だからこそ、任せられる部分はAIという「パートナー」に任せて、自分の心身を守る。 そうやって作り出した余裕で、人間にしかできない体験(友達との会話や、イベントの感動)を全力で味わう。それこそが、現代の大学生らしい賢い「生存戦略」なのだと思います。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 「全部自力」こそが正義だと思っていた僕が、AIという「第2の脳」を手に入れたことで、どうやって限界生活を乗り越えたかをお話ししました。

  • ルーチンワークや0→1のアイデア出しはAIに任せて時短する
  • 難しい授業や資料はAIに「翻訳」させて理解を早める
  • 悩んだらすぐAIに壁打ちして、思考の整理と言語化の訓練にする

これらは決して特別なスキルではありません。スマホやPCがあれば、誰でも今日から始められる小さな工夫です。

もし今、あなたが課題やタスクに追われて「もう無理かも」と感じているなら、一度立ち止まってAIに話しかけてみてください。「今、こんな状況で困ってるんだけど」と送るだけで、少しだけ肩の荷が下りるかもしれません。

プロンプト力(AIに伝える力)は、これからの社会を生き抜くための「生きる力」そのものです。便利な道具は賢く使い倒して、限られた大学生活を、もっと自由に、もっと自分らしく楽しんでいきましょう!

この記事を書いた人

しょーたろー

信州大学経法学部2年。LID8期生。ENFP。 午前休のときにどれだけ寝れるかを楽しみにしています。