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【こんな信大生いたのか!#1】学びをプロデュース!岸野奏-人文2年-
- #インタビュー
【こんな信大生いたのか!】シリーズとは
信州大学において、独自の視点から主体的に行動し、学生生活を楽しんでいる信大生をインタビューする企画。一度取材した学生に次の学生を紹介してもらうという数珠繋ぎのようなスタイルで紹介していくゾ!学年学部問わず、院生から留学生まで幅広くインタビューしていくので、これからもお楽しみに!
⇨次回、#2はこちらから
今回取材した信大生!
まずは簡単にプロフィール紹介!

氏名 | 岸野 奏 So Kishino 三重県出身 |
所属 | 人文学部社会学分野2年生 LID4期生 |
趣味 | 洋楽(Coldplayなど)、読書(村上春樹など) |
アルバイト | 教授補助、飲食店スタッフ |
好きな言葉 | 「継続は力なり」 |
休日は何してる? | 課題の整理をしたり、課外活動(詳細は後程…) |
どんな活動をしているの?~今~
ライター:休日は、主に授業とはあまり関係のない課外活動がメインとのことですが、どんな活動をされているんですか?
岸野さん:今は、主に2つの活動をしていて、「オンラインかばん持ち」と「LIDの活動」をやっています。
ライター:オンラインかばん持ち!かなり気になります(笑)
岸野さん:そうですよね(笑)、オンラインかばん持ちというのは、塩尻市役所職員で“日本一おかしな公務員”と言われる山田崇さんのもとでインターンをする活動です。最近だと、週1開催されるオンラインラジオでの文字起こしを行っています。ゲストとして来て下さる様々な方と山田さんとの対談を生で見ることできるので、かなり刺激的な体験をさせてもらってます。

ラジオ以外だと、そこで「トビタテ留学JAPAN」のオンラインイベントを開催したりもしました。
ライター:楽しそう!いつも大学生と一緒に過ごしている分、大人の方々との会話って新鮮なんですよね!学ぶことも多いし。さらに、イベント開催もしたということですが、そこで大変だったことはありますか?
岸野さん:大人を巻き込んで何かをするということが初めてだったので、大人と学生の認識の差を痛烈に感じちゃって…、かなり大変でした(汗)
ライター:確かに、連絡やスケジュールに対する感覚って学生と大人でかなり違いますよね。社会に出る前に、大人の感覚の方にあわせておくことってかなり重要なことだと思います…。
少し話がそれましたが(笑)、もう一つの活動であるLID?についてもお聞きしたいです。
岸野さん:LIDというのは、ローカルイノベーター養成コースという全学部横断特別教育プログラムの名称です。主に、自分自身で切り開いていく(イノベーター)力を身に着けるために、地域性(ローカル)のある活動をしたり、実際に活動をされている方と出会って意見交換などをしたりしています。

もう少し具体的に言うと、松本市青年会議所のイベントに参加したり、就活イベント「しごとーく」を開催したり、今は、その大型版「大しごとーく」の開催に向けて活動中です。まだ入って半年なので、こんな感じですかね。

ライター:イベントの運営経験が多いですね。その時はどんな役割をされているのですか?
岸野さん:「大しごとーく」では、実行委員長として、開催に向けて各グループとの調整や意思決定を行っています。現在、活動真っ只中ですが、この2年間で一番大変だということは言えます(汗)
※大しごとーくの詳細については後記
行動を起こすきっかけ~過去~
ライター:今、聞いた内容だけでもかなり主体的に行動されていることが伝わってきたんですが、それらの行動を起こすきっかけってあったりしますか?
岸野さん:ん~…やっぱり、大学1年次の講義が全てオンラインになってしまったことがかなり影響していると思います。
ライター:新型コロナの影響ですよね…。
岸野さん:本当につらかったです。せっかく大学生になったのに、何かが違うと。とはいえ、じっとしていてもダメだと思ったので、「4年間住むし、長野県や松本市のことをもっと知りたい!」と思うようになりました。

で、色々学外で活動するうちに、「地方はさびれている」という偏見を自分が持っていることに気付いたんです。本当は魅力がいっぱいあるのに、長野県=田舎=さびれているという考えがあるせいで、実際に行くまでその魅力に気付けない=魅力を知らないという状態になるんです。この気づきとそのとき受講していた林教授の「地域活性化システム論」での学びもあって、地域活性化に興味を持つようになり、LIDに応募した…という感じです。
☆岸野さんおすすめ 林教授の講義一覧!
- 地域活性化システム論
- 課題解決実践ゼミ
- 地域ブランド実践ゼミ
ライター:自分で行動したからこそ、その気づきが心に強く残っているんですね。確かに、僕も大阪出身ですが、長野県といえば、「山々に囲まれた田舎にリンゴ」というイメージでした(笑)
これからのお話~未来~
ライター:そんなきっかけから、かばん持ちやLIDの活動をしているということですが、岸野さんはそろそろ大学生折り返しの地点です。あと2年という節目に来ていると思いますが、これから「こうしていきたい!」といったようなビジョンはありますか?
岸野さん:「学びをプロデュース」していきたいと考えています。
ライター:きっ、気になるぅ!(食い気味)
岸野さん:というのも(苦笑)、LIDやかばん持ちをする中で、多くの社会課題に触れてきました。そして、多くの社会課題においても、先ほどお話した地方の魅力と同じように、知らない人がとても多いんですね。そこで、色々考えた結果、根本から解決するために「知らない人を減らそう」と。そういった社会課題について知らないを学ぶことが出来る場所。大学生だけでなく、あらゆる世代が一緒に学び合える場所を作っていきたい。…ということで、「学びをプロデュース」と言ってみました。
ライター:そこに、LIDやかばん持ちでのイベント企画運営の経験があるからこそ、プロデューサーなんですね!
岸野さん:まさにそうです!今までの経験があるからこそ、この方向感なのだと思います。
ライター:もしかして、それに向けてもう準備とかしている感じですか?
岸野さん:直接的な準備というわけではないですが、自分自身の力量を高めるという間接的な点で、「Green Innovator Academy」の1期生として活動する予定です。詳細な説明は省きますが、全国から100人の大学生が集まり、オンラインやリアルでの活動を通じて、SDGs教育を中心に、自分自身で未来を切り開いていく力を身に着けるという活動内容となっています。個人的には、地方でのソーシャルビジネスにつなげられるような学びを得たいと考えています。
ライター:そこで、多くのことを吸収して学びをプロデュースしていくということですね。
岸野さん:はい、楽しみながら頑張ります!
信大生からお知らせ

岸野さん:最後にイベントのお知らせです!11月6日に、学生と社会人の大交流会「大しごとーくin信州2021」を開催します。今年度は長野県の企業だけでなく、石川県、富山県の企業、約60社が参加!「大しごとーく」は就職説明会ではなく、「働くってどんなこと?」などといった素朴な疑問が解決できるフラットなトークセッションをいくつか準備しています。今年度は午前はオンライン、午後は信大松本キャンパスで行います。社会人との出会いの場にぜひ来てみてください~!
⇨大しごとーく公式サイト (10月6日ごろから詳細情報公開予定)
ライターあとがき
【こんな信大生いたのか!】シリーズ記念すべき1人目は、まさに前進中の岸野さん!取材中お話している目と声がきらきらしていて、取材している私もついわくわくしてしまいました…。あまりの熱さに、途中から「これはちゃんと記事にせねば!」という謎の使命感にかられたり…(笑)。4年生になってしまった私ですが、負けてられませんね。やる気が出てきました(笑)ともかく、無事に書き上げることができたのは、内容あってこそです。改めて、取材を引き受けてくださった岸野さん、ありがとうございました!これからの活動も応援させていただきます!!
次回の内容ですが、岸野さんから信大生を紹介していただけたので、その信大生にアプローチしてみたいと考えています~!次回もお楽しみに~!