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【おいしいもの食べ隊Part8】栗の季節になりました! 今年も秋は小布施へGO!
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朝晩は肌寒くなり、秋を感じているライターのひとみんです。
秋と言えば食欲の秋! 秋の食材と言えばみなさんは何を思いつきますか? サツマイモ、カボチャ、栗、ブドウ、秋刀魚、キノコ… 秋は色々な美味しいものが旬な季節ですよね。
突然ですが… 長野市北東部にある小布施町(おぶせまち)をご存じですか? 小布施と言えば栗! 江戸時代から栗の産地であり、現在、小布施産の栗は全国的なブランドになっているそうです(参考:JAながの・栗 最終閲覧日:2025年10月6日)。栗の収穫量は全国トップではありませんが、10a(アール。10aは約1000㎡。)の面積で全国平均の倍以上である192kgも生産しています。効率の良い生産ですね。
今回紹介するのは、栗の町・小布施にあるお店3店舗です!
存分に栗を楽しめる「小布施堂本店」

予約が必須の大人気店
はじめに紹介するのは「小布施堂本店」さん。ここでは秋の1ヶ月限定でその年に採れた栗のみを使用したモンブランが食べられます。モンブランには3種類あります。
1つめは「栗の天心 朱雀(すざく)」(2,000円、チケット予約の際に別途手数料がかかります)。

これは今回私が食べてきたので、味については次の章(現地レポ)で詳しく紹介します。今年(2025年)の提供は9月10日から10月16日までですでに終わってしまったので、ぜひ来年以降行ってみてください。
こちらの商品は予約が必須となっています。例年8月初旬頃から予約が始まります。私は予約開始5分後くらいにサイトに入れましたが、休日の午後の予約は、予約開始直後でも半分近く埋まっていました! 早めの予約をおすすめします。当日券もあるようですが席数が少ないので事前予約をした方が確実に食べられると思います。
また、「栗の天心 朱雀」が含まれる食事のコースも同じ期間に秋限定で提供されているようです。
2つめは「モンブラン朱雀」。

「モンブラン朱雀」は、1つめの「栗の天心 朱雀」を洋風にアレンジしたもので、アイスとアーモンド、栗あん、栗鹿ノ子(くりかのこ)でできているそうです。こちらは、小布施堂本店さんの横にあるカフェ「えんとつ」で年中食べられますが、1つめの提供期間中は事前予約が必要のようです。
3つめは「朱雀モンブラン」。

こちらは自宅用で、新宿と梅田での店頭販売とオンラインショップで販売されています。渋川栗、2種のクリーム、栗あん、スポンジがタルトの上に乗っているそうです。
モンブランというと、私はこの3つめの「朱雀モンブラン」のようなモンブランをイメージしていましたが、色々なモンブランがあるんですね! 食べ比べても楽しそうです。
【現地レポ】全て栗でできている「栗の天心 朱雀」
ここからは、10月のはじめに実際食べた1つめのモンブランを詳しくご紹介します。
去年は予約が間に合わず食べられなかった念願の「栗の天心 朱雀」ですが、今年は食べられました! 会場は3つ(本宅、小布施堂本店、えんとつ)あり、ペットと食べられる席も設けられています。私が食べた会場は「本宅」です。本店ののれんに向かって右側の門から入ります。

門をくぐるとthe日本というような和式の建物とお庭が広がっています。とても趣のある場所でした。今回は友人3人と行ったので4人席を予約していました。池付きのお庭が見える素敵な和室でした。
お盆に乗って運ばれてくる大きなモンブラン。自分の拳より大きいモンブランにびっくりです。

スプーンもモンブランに合わせた少し大き目サイズでした。お箸もついてきます。お箸で食べると金属を感じないので味の邪魔にならずに食べられました。

上の糸のような部分はお砂糖を一切加えていないので、栗そのものの甘さを楽しめます。1本1本の細さに驚きました! 栗のみで作られているのでほろほろとしています。
中の部分はなめらかなスイートポテトのようでした。甘さ控え目の外側と甘めの内側を一緒に食べると美味しいです。
ほうじ茶が付いてくるところも嬉しいポイント。ポットからお代わりもでき、熱々のほうじ茶が飲めます。小さい栗のお菓子(名前を聞いたのですが、初めて聞いた名前なので上手く聞き取れませんでした)も付いてきました。初めて食べる食感で、うまく伝えられません… こちらも栗の味を存分に感じられました!
お土産としても喜ばれます
「小布施堂」という店名を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか? 今回は秋限定の栗商品を紹介しましたが、1年中、栗のお菓子を購入することが可能です。私も何度か落雁や栗かのこを県外の実家へお土産として買って帰っています。
本店は小布施にありますが、善光寺の近くや長野駅にも店舗があります。帰省の際や旅行で遊びに来たときなど、寄ってみてはいかがでしょうか?
| 住所 | 長野県上高井郡小布施町808 |
| アクセス | 長野電鉄小布施駅から徒歩約10分長野駅から車で約35分 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 駐車場 | 有り(詳しくはこちらをご覧ください。) |
| ホームページ | 朱雀・ホームページ 小布施堂・ホームページ |
| SNS | 小布施堂・Instagram 小布施堂・Facebook 小布施堂・LINE |
長野の食材をたくさん使っている「栗の木テラス」

200年の伝統を誇る栗菓子
次に紹介するのは「桜井甘精堂 栗の木テラス 小布施店」さんです。桜井甘精堂さんは長野駅にも店舗があるので知っている方は多いのではないでしょうか? 小布施栗を用いて初めてお菓子を作ったのが桜井幾右衛門さんで、1808年に「栗落雁」を作ったのがお店の始まりだそうです。そこから約200年、伝統ある栗菓子を作っています(参考:栗と桜井家 最終閲覧日:2025年10月9日)。
本店は小布施にあり、すぐ近くに「栗の木テラス」という桜井甘精堂さんが経営するカフェがあります。紅茶とケーキの専門店で、日本紅茶協会による「おいしい紅茶が飲めるお店」に認定されているそうです。お店で販売されている洋菓子はお店の隣にある工房で作られています。
去年、モンブランを食べたいと訪れましたが行列ができており、さらに紙に名前を書いて待っている人も大勢いたので諦めたお店。今年こそはここの洋菓子が食べたいと思い、再び訪れました。
信州産の食材をたっぷり使用
紅茶は季節に合わせてフレーバーが変わるようです。栗の季節ということで「栗の紅茶」が提供されていました。
ショーケースには小布施栗を使用したモンブランやプリン、信州産のナガノパープルやクイーンルージュを使用したタルト、小布施産紅玉を使用したアップルパイなどが並んでいました。
私は「栗プリン」(500円)をテイクアウトで購入。プリンはとろとろで、口に入れた瞬間とろけます。プリンだけで食べてももちろん美味しいのですが、栗ペーストをかけるとさらに美味しくなります! 甘めの栗ペーストがプリンとよくマッチしていました。

テイクアウトもイートインも充実
テイクアウトの際は1時間の無料保冷剤を付けてくださるので安心です。有料にはなりますが2時間以上の保冷剤や保冷バッグも用意されているので、テイクアウトして自宅でも楽しめます。
イートインスペースもあり、落ち着いた洋風な店内でケーキや紅茶も楽しめます。紅茶が有名ということを知ることができたので、機会があれば紅茶も飲んでみたいです。
| 住所 | 長野県上高井郡小布施町小布施784 |
| アクセス | 長野電鉄小布施駅から徒歩約10分長野駅から車で約35分 |
| 営業時間 | 10:00~17:30(LO17:00)定休日:水曜日 |
| 駐車場 | 有り(桜井甘精堂専用駐車場、1時間200円。ご利用金額2,000円以上で2時間無料。詳しくはこちらをご覧ください。) |
| ホームページ | 栗の木テラス・ホームページ |
| SNS | 桜井甘精堂・Instagram |
小布施は栗だけじゃない! 濃厚ヨーグルトの「マロナップル」

オブセ牛乳を100%使用
栗の町・小布施と、ここまで栗を使った商品を紹介してきましたが、小布施は栗だけではありません! オブセ牛乳も有名です。オブセ牛乳は80℃ 15分間のこだわり殺菌を行っているそうで、甘く濃厚な牛乳です。スーパーでは紙パックで売られていたり、温泉には瓶牛乳が置いてあったりします。
「マロナップル」さんでは人気No.1のマロンプリンの他に、オブセ牛乳を100%使用したヨーグルトも販売しています。
ジャムかけ放題が嬉しいヨーグルト
マロナップルさんはお店の奥にベンチがあり、カップ入りのヨーグルト(無糖)を購入して店内で食べることも可能です。そして、なんと! このヨーグルトにはショーケースに並んでいるジャムや栗の甘露煮がかけ放題なのです!! 小布施産や信州産の果実を使用した旬のジャムが並んでいます。
私は去年の秋に食べましたが、今年もやっているようでした。写真は去年のものです。

ブドウのジャムやリンゴのジャムがあります。どれも果肉が大きめのまま入っていて、果物の味を存分に感じられます! ジャムはビンに入って売られているので、自宅用やお土産用に購入することも可能です。
自分好みの固さで楽しめる飲むヨーグルト
今年は飲むヨーグルト「モーミーヨーグルト」(280円)を持ち帰りで購入しました。こちらのヨーグルトは加糖で、優しい甘さです。

パック入りなのでチューチュー吸えて飲みやすいです。また、パッケージにも書いてある通り、パックを揉むと中のヨーグルトがだんだん柔らかくなります。固さの変化を楽しみながら、自分好みの固さで飲めるのが嬉しいですね。
ヨーグルトの固さを比較するため、お皿に出してみました。写真がうまく撮れずわかりにくくてすみません。左が①1回も揉んでいない状態、右が②50回くらい揉んだ状態です。


①揉み無しはギリシャヨーグルトのような食感でした。吸いにくいということはありません。飲むというより食べるに近い感覚でした。②50回はとろ~り柔らかな食感でした。スプーンですくうとすぐ流れ落ちるイメージです。伝わりましたでしょうか?
私個人としては固いヨーグルトが好きなので、ほとんど揉まないで飲む方が好きでした! みなさんもぜひ、好みの固さを探してみてください~
| 住所 | 長野県上高井郡小布施町上町982-2 |
| アクセス | 長野電鉄小布施駅から徒歩約10分長野駅から車で約35分 |
| 営業時間 | 10:00~17:00定休日:年末年始、冬期間 |
| 駐車場 | 有り(4台) |
| ホームページ | マロナップル・ホームページ |
| SNS | マロナップル・Instagram |
まだまだ小布施の秋を楽しもう!
秋になった今回は小布施にあるお店を3店舗紹介しました。小布施にはまだまだ美味しいお店がたくさんあります。信大長野キャンパスから車で1時間かからず行けるので私は何回も行っていますが、まだまだ行ってみたいお店があります。今後も小布施訪問を続けていきたいです! そして、またお気に入りのお店を紹介したいと思います。
小布施は長野駅から離れていますが、長野電鉄や車などで気軽に行きやすいです。長野電鉄の場合は小布施駅で下車してから徒歩10分くらいで様々なお店へ行けます。車の際、各店舗の駐車場は広くありませんが、有料(1台500円。現金・前払いのところが多いです。)駐車場がいくつもあるので、そちらを利用してください。小布施のマップももらえるので探索に便利ですよ。駐車場の場所などはこちらを参考にしてみてください!
全国的に有名な小布施の栗も、栗以外の絶品スイーツも、旬の秋に楽しんでください!
みなさんの紹介してほしいお店、行ってみたいけど様子がわからなくて行けていないお店など、どんどん教えてほしいです!そちらも参考に今後もグルメ紹介記事を書いて行こうと思っています。
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