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あああ【イベント紹介】長野の伝統工芸に新たな価値を!「ヨヨヨイ!!!」の魅力に迫ってみた
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こんにちは!バッシーです!
夏休みが終わってしまいましたね。みなさんはどのような夏休みを過ごしましたか?
私はこの夏休みで「いきはた留学」というイベントに参加し、株式会社MAGMAGのインターンシップにいってきました。
インターンシップでは、MAGMAGが関わる「ヨヨヨイ!!!」というプロジェクトの広報活動をお手伝させていただいています。
そこで今回は、私がインターンシップで関わる「ヨヨヨイ!!!」の魅力に迫っていきます!!
そんな「ヨヨヨイ!!!」ですが、10月5日、6日に松本市のお隣、塩尻市にある木曽平沢で初開催されます。
駅や図書館などでポスターやチラシを見た方もいるはず!

「ヨヨヨイ!!!」は、長野県が誇る伝統的工芸品「木曽漆器」の産地木曽平沢で行われるものづくりのイベントです。
この記事では「ヨヨヨイ!!!」の基本情報と見どころをインターン生の立場でお届けします。この記事を読めば、「ヨヨヨイ!!!」に参加したくなること間違いなし!
「長野県のことをもっと知りたい」「伝統工芸に興味がある」という気持ちが少しでもある人はぜひ最後まで見てください!
ヨヨヨイ!!!=伝統工芸を盛り上げる祭り
まずは、ヨヨヨイ!!!の概要とその背景を少しだけ紹介します!
ヨヨヨイ!!!の基本情報
「ヨヨヨイ!!!」は、異業種の交流を通じて信州のものづくりを発展させることを目指して生まれたイベントです。産地の工房や職人、クラフトパーソン、そしてつくり手とつかい手をつなぐプロフェッショナルである問屋や店舗が集積する「漆工町 木曽平沢」から、これまで大切に受け継がれてきた価値を知っていただくことで、新たなつながりや創造のきっかけを生み出し、信州のものづくりの土壌を耕していきます。
木曽オープンファクトリー「ヨヨヨイ!!!」(https://yoyoyoi-kogei.studio.site)

ヨヨヨイ!!!は、10月5日、6日に塩尻市の「木曽平沢」で初開催されるものづくりのイベントです。

重要伝統的建造物郡保存地区にも選定されている木曽平沢で、漆器店や工房が開かれ、様々プログラムが体験できます!
私が木曽平沢を初めて歩いたときは、今まで見たことがないくらい漆器工房がずらりと連なり、数百年前にタイムスリップしたような気分になりました。
「ヨヨヨイ!!!」当日は、そんな町並みの中で漆器に触れながら職人と直接話せたり、スプーンの堆朱研ぎ出し体験ができたり、漆器工房の見学ツアーなども楽しめます!
なかなか入ることのできない工房もオープンファクトリーとして開放され、普段は会えない職人さんに直接お話を聞ける貴重なイベントとなっています。
私も職人さんの仕事を見学する機会があり、その繊細な技にすごく感動したのでぜひ皆さんにも見ていただきたいです。
また、5日の夜には株式会社能作の能作克治氏を講師に招いた講演会もあります。
講演会の後は、職人の方々とお話ができる交流会も予定されています。
イベント盛りだくさんですね♪
開催概要
開催日時:10月5日(土)~10月6日(日)9:00~16:00 |
会場:塩尻市木曽平沢エリア一帯 |
参加費:入場無料、参加費が必要なプログラムはHPにてご確認ください |
公式サイト:https://yoyoyoi-kogei.studio.site(イベントの最新情報が公開しています。こちらもチェックしみてください!) |
ヨヨヨイ!!!の3つの見どころ
ここからは、ヨヨヨイ!!!の見どころを大きく3つに分けて紹介していきます!
【見どころ①】漆器に触れ、職人と直接対話!
当日は多くの店が開かれ、美しい漆器が並びます。
そこでは、普段は触れることの少ない漆器を実際に触り、見比べることができます。
写真と実物は大違いなので、ぜひ手にとってみてはどうでしょうか!
この機会で、ビリっとくるお気に入りが見つかるかもしれませんよ!
また、その漆器を作り出した職人さんと直接対話し、魅力をきくこともできます。

私がお話を聞いた職人さんたちは、皆とても楽しそうに漆器の話をしてくださいました。
長い間愛され続けてきた漆器の魅力を、丁寧に熱く教えてくださるはずです!
伝統ある町並みを歩きながら人と物との素敵な出会いをしてください!
【見どころ②】スプーンの堆朱研ぎ出し体験!
工房では木曽漆器の技法の一つである堆朱の研ぎ出しをスプーンで体験できるワークショップが開催されます!

堆朱とは異なる色の漆を重ね合わせ、それを丁寧に研ぎ出すという技法で、高級座卓などに使われ平沢の漆器産業を支えてきました。

もしかすると、おばあちゃんの家や旅館などで見かけた方もいるのではないでしょうか?
熟練の職人から手ほどきを受け、そんな伝統ある技法で自分だけの特別なスプーンを作ることができます!
私も以前やったことがあり、シンプルな漆黒の柄を磨いていくとだんだんキレイな模様が浮かび上がってくるのがすごく楽しかったのを覚えています!まるで眠っている宝石を掘り出すような感覚を楽しめます!
研ぎ具合で模様の様子も変わるため、自分のための大切な宝物になること間違いなしです!
受付:総合案内(沼田) |
開催日:5日、6日 |
時間:受付9:00~11:30/ワークショップ10:00~12:00 |
定員:各日[大人]50人、[小人]20人 |
参加費:[大人](中学生以上)3000円、[小人]2000円 (おにぎり、きのこ汁、お買い物券の特典付き) |
【見どころ③】漆器工房の見学ツアー!
当日は漆器店が軒を連ねる全国的にも珍しい木曽平沢を、ガイド付きで巡ることができます。
木曽漆器の歴史や製法を展示している木曽漆器館、伝統ある漆器の技術を現在に伝えている工房を始め、精漆工場、修復工房等を巡ります。
普段はめったに見られない仕事の裏側を覗いてみることで、木曽漆器の見方がガラッと変わるかもしれません。

私は、木曽漆器の長い歴史、珍しい道具と製法、そして職人さんの繊細な筆使いを見て、木曽漆器が大好きになりました。
このイベントを通して木曽漆器をぜひディープに見てみてください!
受付:総合案内(沼田) |
開催日:5日、6日 |
時間:受付9:00~12:00/ツアー12:00~15:00 |
定員:各日10人 |
参加費:2000円(おにぎり、きのこ汁、お買い物券の特典付き) |
ヨヨヨイ!!!に関わる方々に取材
今回ヨヨヨイ!!!に関わる方々にこのイベントへかける思いを取材してきました!
地場産業振興センターの太田専務
太田さんは、地場産業振興センターの専務理事として「木曽くらしの工芸館」の運営の他、主に漆器産業を中心とする地場産業を振興するための企画やプロジェクトのコーディネート、木曽エリアの観光案内など、数多くの事業をされています。
「ヨヨヨイ!!!」には新しいものづくりが始まるためのスタートになってほしいと考えています。これをキッカケに、いろいろなモノが発展していくような形ができたらいいと思います。
また、ものづくりの現場を若者がどう見ていくのか、若い人の考え方も知りたいです。ここで知った木曽漆器を、皆さんが将来「平沢でこんな技術、体験があったな」という様にふと思い出してくれれば嬉しいです。
株式会社MAGMAG 菊池さん
菊池さんは、デザイン会社である株式会社MAGMAGのCEO / Producerとして、ヨヨヨイ!!!のデザインを担当されています。
インターンシップでは、デザインの持つ力とその考え方を勉強させていただきました。
僕が木曽漆器と出会ったのは2018年会社設立の年です。恥ずかしながら長野県にこんなにも素敵な伝統工芸がある事も知らず、産地に携わる職人の方々とその手で作られる漆器の美しさに大きな衝撃を受けました。
それから6年。産地と職人の技をより多くの人に知っていもらうためのデザイン作りという大役を任されました。「心動かされる瞬間とモノ・人」僕が感じた衝撃を信大生の皆さんにも感じてもらえれば嬉しいです。
株式会社MAGMAGの福田さん
福田さんは、株式会社MAGMAGのProject Manager / Producerをされています。
インターン生である私の取材等にご協力いただきました。
個人の要望から寺社仏閣の修繕、ホテル等の大物家具製作まで、日々多様なニーズに応える木曽平沢の職人さんや問屋さん、コーディネーターたち。
様々な人との出会いを通じて、そんなこともできるの?という一面を沢山知っていただける機会になったら嬉しいです。このイベントが、新たなコラボレーションやものづくりが生まれていくきっかけになることを願っています!
最後に
ヨヨヨイ!!!について興味を持っていただけたでしょうか。
木曽漆器の魅力は、実物、関わっている人、作られる工程を見ることで何倍にも膨れ上がると思っています。
当日は私もボランティアで参加するので、ぜひ皆さんも木曽平沢に足を運び、400年の歴史を経て現代に伝わった木曽漆器とその技術を味わっていただけたらと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!
木曽の蒔絵職人深井さんのインタビュー記事もアップされているので、木曽漆器についてもっと知りたい方はぜひ読んでみてください↓